デジタル大辞泉
「ぐらぐら」の意味・読み・例文・類語
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ぐら‐ぐら
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 基盤となるものなどが固定せず不安定なさま、物が激しく動いて、一定の状態に安定していないさまを表わす語。
- [初出の実例]「『蓮の葉の裏長屋でも借りると仕よう』『〈略〉ぐらぐらして、居られりゃあいいが』」(出典:歌舞伎・柳風吹矢の糸条(1864))
- ② 湯などの激しく沸きかえるさまを表わす語。くらくら。
- [初出の実例]「鍋はぐらぐらと煑える」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一〇)
- ③ 怒りや嫉妬(しっと)などで、心が燃えたつさまを表わす語。
- [初出の実例]「口惜しかろとおりゃそばで見て居てさへ此胸がぐらぐらして」(出典:合巻・傾城盛衰記(1820))
- ④ めまいのするさまを表わす語。くらくら。
- [初出の実例]「目がまはってぐらぐらといたしましたは」(出典:人情本・英対暖語(1838)初)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① [ 一 ]①に同じ。
- [初出の実例]「清太郎は最うグラグラに酔払って」(出典:南小泉村(1907‐09)〈真山青果〉四)
- ② [ 一 ]②に同じ。
- [初出の実例]「それにグラグラの熱湯を注いで」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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