精選版 日本国語大辞典 「愛敬守」の意味・読み・例文・類語
あいきょう‐の‐まもりアイキャウ‥【愛敬守】
あいきょう‐まもりアイキャウ‥【愛敬守】
- 〘 名詞 〙
- ① =あいきょうのまもり(愛敬守)
- ② 出世開運を招くお守り。福助の人形など。
- [初出の実例]「アイ、いま流行する深草焼の人形、この福助は身の出世と、愛敬守りのもてあそび」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)三立)
…江戸時代にはいって女性の服装が簡単になってくると,首から下げるというおおぎょうな形式はしだいにすたれて,護符は通常腰さげや腕守,あるいは紙入れや筥迫(はこせこ)の中などに納めて,身につけるようになった。なお婚礼のとき嫁の襟に守をかける習俗があり,これを愛敬守(あいきようまもり)といっている。古くはつねにこれを護符として胸にかけ,夫婦愛敬の守とした。…
※「愛敬守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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