慈しむ(読み)イツクシム

デジタル大辞泉 「慈しむ」の意味・読み・例文・類語

いつくし・む【慈しむ/愛しむ】

[動マ五(四)]目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。かわいがって大事にする。「わが子を―・む」
[補説]平安時代の「うつくしむ」が、「いつ(斎)く」への連想などの結果語形が変化し、中世末ごろ生じた語。
[可能]いつくしめる
[類語]かわいがるいとおしむ愛でる愛する寵愛

うつくし・む【慈しむ/愛しむ】

[動マ四]かわいがる。いつくしむ。大切にする。うつくしぶ。
「憎げなる稚児ちごを、おのが心地のかなしきままに、―・み、愛しがり」〈九六

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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