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成田空港拡張 なりたくうこうかくちょう

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知恵蔵2015の解説

成田空港拡張

2002年4月、成田空港(1978年開港)の暫定平行滑走路(B滑走路、2180m)が供用開始された。既存のA滑走路(4000m)と合わせた処理能力は、従来の1日370便から546便へと、約1.5倍に拡大。就航先は36カ国2地域の97都市になった。しかし、新滑走路は本来2500mの計画だったが、未買収の反対派所有地を避けて320m短縮された。ボーイング747型(ジャンボ)機などは2500m以上なければ発着できず、B767やエアバスA300などの中・小型機しか使えない。中国や韓国、タイなどアジア近隣諸国では3000m以上の滑走路を複数持つ国際空港の整備が着々と進み、北米や欧州を結ぶ路線が増加している。このため、国土交通省は05年8月、本来計画と逆の北側に延伸して2500m化することを決めた。国は成田を計画当初の国際ハブ空港(各都市に放射状に路線を伸ばした乗り継ぎ拠点空港)から、日本を最終目的地とする旅客をターゲットにしたターミナル空港へと位置付けを変えたが、05年には中部国際空港が開港し、関西空港の2本目の滑走路工事も正式に始まった。09年には羽田空港の再拡張が完成し、「再国際化」も始まり、不安要素が多い。成田空港と都心のアクセスでは、現在より約20分早い30分台の成田新高速鉄道(成田空港〜日暮里)を、10年度開業を目標に建設する。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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