デジタル大辞泉
「扇車」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おうぎ‐ぐるまあふぎ‥【扇車】
- 〘 名詞 〙
- ① 紋所の名。要(かなめ)を中心に開いた扇を三つ組み合わせて円形にしたもの。
- [初出の実例]「定紋の扇車(アフギグルマ)も無常を吹く風ぞかし」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)下)
- ② ①の形につくった風車。まわり灯籠などの上につけたりする。
- [初出の実例]「月の輪のめぐるは扇車かな〈宗連〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
- ③ 上棟式に用いる飾り物。檜の串に扇三本を円形に結び、棟の上にたてた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「扇車」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の扇車の言及
【農具】より
…水稲の場合は長い間竹蓆(むしろ)の上で石に打ちつけて脱穀していたが,明代ころから稲桶,稲床が使用されている。脱穀後の選別は空中にほうりあげて軽い物を除く原始的な方法から,唐・宋のころになって扇車が使用されるようになった。
[精白具(製粉具)]
古くから竪杵と臼が使用され,搗杵(つきぎね)も先秦時代に見られる。…
※「扇車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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