手付金(読み)テツケキン

精選版 日本国語大辞典 「手付金」の意味・読み・例文・類語

てつけ‐きん【手付金】

  1. 〘 名詞 〙 手付として渡す金銭手金。てつけがね。
    1. [初出の実例]「覚 家屋敷売買并家質書入之節、手付金之儀、〈略〉名主、五人組え相届、請取可申候」(出典:御触書寛保集成‐三九・享保一五年(1730)八月)
    2. 「僅かばかしの手附金を置いて、晩に引越して来る」(出典:子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の手付金の言及

【手付】より

…さまざまな種類の契約において用いられているけれども,売買に際して買主から売主に対して交付されることが多く,不動産売買においてはとくにしばしばみられる。交付されるのは金銭であることが通常であり,このためそのような金銭を手付金または手金ということもある。 手付にはその交付の目的によって次の3種類がある。…

※「手付金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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