手付金(読み)てつけきん

精選版 日本国語大辞典 「手付金」の意味・読み・例文・類語

てつけ‐きん【手付金】

〘名〙 手付として渡す金銭手金。てつけがね。
御触書寛保集成‐三九・享保一五年(1730)八月「覚 家屋敷売買并家質書入之節、手付金之儀、〈略〉名主、五人組え相届、請取可申候」
※子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉二「僅かばかしの手附金を置いて、晩に引越して来る」

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デジタル大辞泉 「手付金」の意味・読み・例文・類語

てつけ‐きん【手付(け)金】

手付け1」に同じ。

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リフォーム用語集 「手付金」の解説

手付金

売買・請負賃貸などの契約を交わす際に履行保証として当事者一方から相手方に渡す金銭。契約の解除権を保留する効果のある手付を解約手付といい、交付者はこれを放棄して、また受領者はその倍額を償還して契約を解除することができる。

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世界大百科事典内の手付金の言及

【手付】より

…さまざまな種類の契約において用いられているけれども,売買に際して買主から売主に対して交付されることが多く,不動産売買においてはとくにしばしばみられる。交付されるのは金銭であることが通常であり,このためそのような金銭を手付金または手金ということもある。 手付にはその交付の目的によって次の3種類がある。…

※「手付金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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