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人相学 ニンソウガク

百科事典マイペディアの解説

人相学【にんそうがく】

人の体型・動作,特に顔面の特徴から,その性格,能力,運勢などを判断する方法。〈観相学〉とも。古代中国で疾病診断の一方法として用いられ,のち運勢判断の面が分化し,明代に《神相全編》として集大成された。

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世界大百科事典 第2版の解説

にんそうがく【人相学 physiognomy】

人相を調べてその人の気質や性格を明らかにし,さらにたどるべき運命も予測しようとする経験的な知の体系。人相術,観相学(術)などとも言う。この場合,人相には顔貌だけではなく,身体の形状,姿勢,動作なども含まれることがあり,霊魂と身体とは互いに共感・照応するものであって,人の気質や性格は身体の外面に反映されるとする考えが根底にある。英語などの西欧語は,ギリシア語のphysis(自然,本性)とgnōmē(知識,判断)の合成にもとづく。

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大辞林 第三版の解説

にんそうがく【人相学】

人相から人の運命を判断する方法の研究を学問めかしていう語。

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世界大百科事典内の人相学の言及

【占い】より

… そして,ルネサンスを迎えて,占星術をはじめとするさまざまな占いが再び盛行しはじめる。ドイツの皇帝ルドルフ2世も,ケプラーの師であるブラーエに自分のホロスコープを作成させているが,当時は,人体の各部分(ミクロコスモス)と天体の配置(マクロコスモス)との間に著しい照応が見られるとして,特に占星術と結びついた手相学人相学などが流行したのである。そうした傾向は近世に入ってさらに促進され,多くの予言者,占星術師,神秘家が登場するが,なかでも16世紀にシャルル9世の侍医をつとめたノストラダムスは有名である。…

【顔】より

…彼は続けて,大きな額の人は無精,小さな額は気まぐれ,広い額は興奮しやすく,おでこは短気であると述べる。彼の著とされるが実は後代の作である《人相学》は,顔貌と牛・獅子・犬・猫などの動物と比べながら性格を論じている。キケロ《トゥスクルム論叢》に,ゾピュロスがソクラテスの顔に数々の悪徳を見,他のだれもソクラテスにこれを認めず嘲笑したが,ソクラテスはゾピュロスの言を認め,それら悪徳は生来自分にあったが理性で遠ざけたと言ったという話がある。…

【黒子】より

…もっとも,ほくろは黒子に限らず入墨(文身,刺青)のことにもなり,〈俗人身にいれふぐろする事,すまじき事なり〉(徳川光圀《西山公随筆》),〈入ぼくろ大きなるハ珍らしかりけるに横筋かひに肩より南無阿弥陀仏と大文字に彫付たり〉(喜多村節信《嬉遊笑覧》),〈入墨痣 いれほくろ京阪にて謂之黥(げい)也黥いれずみと云〉(喜田川守貞《守貞漫稿》)などの記述がみえる。 滓と同様にみたくらいだから,日本の人相学では一般にほくろを良く扱わない。たとえば江戸時代の観相家水野南北は,印堂(眉間)にほくろがあると物事が成就せず不運,兄弟(けいてい)(眉)にあれば身内との縁が薄く,男女(なんによ)(下眼瞼)にあれば子どもとの縁が薄く,交友(眉の上)にあれば友人関係が悪く,家続にあれば親の遺産をつぶすなど,顔の18穴,10穴にあるほくろのすべてに悪い運勢を結びつけている(《南北相法》)。…

【ラーファター】より

…スイスの牧師。シュトゥルム・ウント・ドラング運動の著述家,詩人として早くから名を知られたが,若きゲーテの協力を得て結実した観(人)相学研究は全欧に一大センセーションを巻きおこした。スウェーデンボリの心身対応論を基礎とし,膨大なデータをもとに人間の容貌からその内面の性情を科学的実証的に解明せんとした彼の観相学の中核には,隣人愛というキリスト教理念と,原罪によりそこなわれた〈神の似姿〉としての人間性の再生という終末論的救済観がある。…

※「人相学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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