ダイズを平たくつぶしたもので、料理に用いる。とくに、新潟地方の青ダイズは打豆に好適で、地方名物にもなっている。ダイズを水につけて一晩置き、石臼(いしうす)を裏返しにして1粒ずつていねいに木槌(きづち)でたたいて平らにつぶす。水の含ませ方にこつがあり、水が多過ぎるとべたついて平らにならない。また少ないと割れてしまう。打豆はダイコン、ゴボウなどといっしょにみそ汁の実にするのが一般的な扱い方であるが、炒(い)りつけて塩をふると酒の肴(さかな)にもなる。またさっとゆでて酢の物にしたり、エビ、イカの刻んだものをいっしょにして揚げ物にする。また福井地方にも特産の白ダイズを使った打豆がある。白ダイズを60℃前後の湯にしばらくつけ、ざるに上げ、紙上に広げて水分をとり、石臼の裏に置いて木槌でつぶす。せん切り大根、ダイコンの葉などとともにみそ煮にしたり、ワカメといっしょに煮物にする。また乾燥しておき、必要に応じていろいろの料理に用いる。
[多田鉄之助]
梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...