日本歴史地名大系 「押岡村」の解説 押岡村おしおかむら 高知県：須崎市押岡村[現在地名]須崎市押岡神田（こうだ）村の南にあり、鳥坂（とりざか）峠に発して西流、桜（さくら）川と合流して須崎湾に注ぐ押岡川の流域に開けた狭長な村。「土佐州郡志」には「去洲崎本村一里、村西有川曰桜之瀬川、西土崎多江(郷カ)村、東限浦之内山、南限大谷界、北限神田界、東西五十町南北三町余、戸凡六十余」とある。京都下鴨社領津野（つの）本庄に属し、押岡郷といわれた。天正一六年（一五八八）の津野押岡郷地検帳によると当時成清（なりきよ）名など二二の名があり、うち成清・枝清（えだきよ）・宗順（そうじゆん）・是藤（これふじ）・行本（ゆきもと）・近清（ちかきよ）・成久（なりひさ）・花岡（はなおか）が地名として現存。 押岡村おしおかむら 高知県：高岡郡中土佐町押岡村[現在地名]中土佐町上（かみ）ノ加江（かえ）北東の七浦（ななうら）岬から南東小磯（こいそ）にかけての湾曲した浜辺に面した小農村。火打（ひうち）ヶ森（もり）の東に連なる山地に発する汐入（しおいり）川・押岡川がこの浜を流れる。北は篠葉（ささば）村。天正一六年（一五八八）の上賀江村地検帳に小村として名がみえ、佐竹彦次郎分で地積七町三反余、ヤシキ一〇筆。江戸時代には上ノ加江村の枝郷で同村庄屋の管轄下にあり、元禄郷帳では本田高七三石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
