常福寺(読み)ジョウフクジ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

常福寺
じょうふくじ

茨城県那珂(なか)市瓜連(うりづら)にある浄土宗の寺。草地山(そうちさん)蓮華院(れんげいん)と号する。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)。太田城の城主佐竹義敦(よしあつ)が寺地などを寄進し了実(りょうじつ)が創建した。1452年(享徳1)後花園(ごはなぞの)天皇の勅願所となり、1602年(慶長7)に徳川家康から100石の朱印をもらって経済的基盤を固め、常陸(ひたち)浄土宗の本寺として発展、関東十八檀林の一つとなって、教学・宗政の中心となった。以来、水戸家の菩提(ぼだい)所として栄えたが、1907年(明治40)の雷火で焼失し、1965年(昭和40)現状となる。国宝の紙本着色『拾遺古徳伝(しゅういことくでん)』9巻、国重要文化財の絹本着色法然上人(ほうねんしょうにん)像1幅などのほか、貴重な古文書を多数所蔵している。[石上善應]

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精選版 日本国語大辞典の解説

じょうふく‐じ ジャウフク‥【常福寺】

茨城県那珂市瓜連にある浄土宗の寺。山号は草地山。院号蓮華(花)院。延元年間(一三三六‐四〇)成阿が創建。のち後花園天皇のときに勅願所となった。関東十八檀林の一つ。常陸浄土宗総本山とよばれた。

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