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指定通貨 していつうか designated currency

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

指定通貨
していつうか
designated currency

為替管理国において対外決済のために指定されている支払いもしくは受領通貨。日本では指定支払通貨は 1962年1月に廃止され,また指定受領通貨も 71年6月までは,米ドルポンド (イギリス) ,カナダドルマルク (西ドイツ) ,円など 16種類に指定されていたが,以降廃止されるにいたった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

指定通貨
していつうか
designated currency

為替(かわせ)管理が厳しい時代に、外国との取引の決済に用いる通貨として国によって指定された通貨をいう。普通、交換性のある通貨が選ばれる。わが国の場合、「外国為替及び外国貿易管理法」に基づき大蔵大臣によって米ドル、英ポンドなど先進国の通貨が指定され、これ以外の通貨を用いる場合には、個別に大蔵大臣の許可が必要であった。この制度は、ほとんどの国の通貨が交換性をもっていた第二次世界大戦前の自由為替時代には不要であったが、戦後は米ドルなど特定の通貨を除いては交換性が失われていたので、国際決済の安全性を確保するために必要となったのである。その後、世界的に自由化が進み各国の通貨交換性が回復するにつれて指定通貨が増え、やがてこの制度はしだいに廃止された。わが国においても、対外支払いについては1962年(昭和37)に、対外受取りについては71年に廃止された。[土屋六郎]

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