掃部岳(読み)かもんだけ

日本歴史地名大系 「掃部岳」の解説

掃部岳
かもんだけ

西都市と児湯こゆ西米良にしめら村の境界に位置する九州山地の山。南部および南西部の山腹はそれぞれ東諸県ひがしもろかた国富くにとみ町・あや町に属する。標高一二二三・四メートル。山頂より多くの稜線が延び、とくに南部のそれはしだいに高度を下げ釈迦しやかヶ岳(八三〇・六メートル)に達している。山頂部と尾根筋の一部にわずかな緩傾斜面を残すのみの壮年期の山地で、各河川の谷の源流部が険しいV字谷を刻んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「掃部岳」の意味・わかりやすい解説

掃部岳
かもんだけ

宮崎県中部,西都 (さいと) 市と綾町国富町の境界にある山。標高 1223m。北斜面は綾北川,南斜面は三財川山肌をえぐり,深い谷を刻んでいる。付近一帯は県内最多雨地域で,山林国有林

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