掌記(読み)ショウキ

精選版 日本国語大辞典 「掌記」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きシャウ‥【掌記】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 筆をとって書くこと。文書の作成や事務の記録などにあたること。また、その役の人。書記。右筆(ゆうひつ)
    1. [初出の実例]「各其職ありて大事小事を掌記す」(出典:授業編(1783)五)
    2. [その他の文献]〔賈島‐送張校書詩〕
  3. 明治初期に設けられた修史館の職員。歴史史料を収集、分類するほか、図書の管理ならびに雑務をつかさどった判任官。一等から八等までの官があった。
    1. [初出の実例]「一等掌記」(出典:太政官達十五号‐明治一〇年(1877)一月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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