コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

揚陸艦 ようりくかんlanding ship; amphibious warfare vessel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

揚陸艦
ようりくかん
landing ship; amphibious warfare vessel

水陸両用艦とも呼ばれる。軍隊,兵器,弾薬,その他軍需品を主として敵国の海岸に揚陸するために用いる軍艦。第2次世界大戦中,日本,アメリカ,イギリスなどで開発され,種々のものが実用化された。戦後は主としてアメリカ,イギリス,旧ソ連で発達した。大別して大型,中型に分類される。大型のものは,排水量 1000t以上,中型は 1000t以下である。日本が戦時中建造した1等輸送艦は,排水量 1800t,速力 22kn,補給搭載能力 250t,上陸用舟艇の「大発」 (14kn特型運貨船) 4隻を積み,人員,物件満載のまま艦尾の斜面を利用して発進する。戦時中 21隻が建造された。2等輸送艦はアメリカのLST (戦車揚陸艦) に似て装甲部隊を接岸揚陸,艦首の扉を開く方式で,排水量 9000t,約 70隻を建造した。アメリカは大型のLSD (ドック式揚陸艦,4000~9000t) ,中型の LST (3000~4000t) ,小型で同種艦の LSM (500t) など多種の揚陸艦を開発した。戦後は LSD (1万~1万 4000t) ,新型 LST (8000t) ,LPH (ヘリコプタ・ドック揚陸艦,1万 8000t) ,LHD (同,4万t) などが開発されているが,従来のものとは異なる船型と性能となっている。また揚陸艦を指揮する LCC (揚陸戦指揮艦) も開発された。ロシアには LST式のアリゲーター (約 4000t) ,ロプチャ (約 3000t) ,ポルノクヌイ (約 1000t) ,イワンロゴフ (約1万 3000t) などがある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

大辞林 第三版の解説

ようりくかん【揚陸艦】

部隊と装備を敵地に強行揚陸させる軍艦。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

揚陸艦の関連キーワードデラメヤ級強襲揚陸艦米海軍佐世保基地ホワイトベース在日アメリカ軍対艦ミサイル在日米海軍沖縄の米軍アルビオンダイダロス強襲揚陸艦上陸作戦在日米軍航空母艦おおすみ米海兵隊LCAC揚陸艦艇揚陸艇装備強行

今日のキーワード

姑息

[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「姑息な手段をとる」「因循姑息」[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

揚陸艦の関連情報