デジタル大辞泉
「トモダチ作戦」の意味・読み・例文・類語
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トモダチ作戦
東日本大震災直後の米軍による被災地救援活動。空母ロナルド・レーガンを中心とする艦隊が2011年3月13日から捜索活動や支援物資輸送を開始。仙台空港の復旧活動にも従事した。11年版防衛白書によると、米軍は最大時約1万6千人、艦船約15隻、航空機約140機を投入。原発事故では防護服や消防ポンプ、バージ船(はしけ船)などの提供・支援のほか、核有事で検知、除染、医療支援を任務とする海兵隊の特殊専門部隊「CBIRF(シーバーフ)」も日本に派遣された。
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知恵蔵
「トモダチ作戦」の解説
トモダチ作戦
2011年3月11日に起こった東日本大震災に際して、米軍が行った災害救援活動の作戦名。4軍の統合作戦として、作戦司令部を東京都の横田空軍基地に置き、各地の在日米軍基地が活用された。他に原子力空母ロナルド・レーガンなども投入され、ピーク時には2万人近い人員を動員して展開された。
軍隊は一意に自国の国益のために組織的に戦闘を行う集団であるが、有事における目的達成に必要な機材や物資を装備し、訓練された人員の組織的運用などに圧倒的な機動力を有する。これらは、戦闘行為のみならず災害時にも有効に機能することから、人道支援・災害救援(HA/DR:Humanitarian Assistance/Disaster Relief)などへの寄与も求められる。2000年以降は、アジア太平洋地域での米軍を軸とした多国間の共同軍事訓練にもこれらの対応を取り入れる取り組みが始まった。日米両国も、インド洋の津波、パキスタンの地震、ジャワ中部地震などで、民間、米軍、自衛隊がこの任務に当たり、連携強化のための検討が重ねられてきた。
本作戦もこの路線上にあるが、地震や原発事故による激甚災害を前に、円滑に進まない救援活動の中で本作戦が果たした役割は大きい。ヘリコプターによる孤立した被災者の救助や、揚陸艇による孤立した島への救援物資の輸送などの、迅速で強力な活動によって、その力を示し活躍を印象付けた。これらに対して、北沢俊美防衛大臣は「米軍に感謝と称賛を申し上げたい。今ほど米国が同盟国であったことを頼もしく、誇りに思う時はない」と謝意を表明した。日本側の自助努力による復旧の進展から、4月中旬には米軍は艦艇など主要部隊を撤収し、今後は原発事故対応やインフラ復旧に支援活動の重点を移して協力態勢を継続していく方針である。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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