コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

操三番 アヤツリサンバ

大辞林 第三版の解説

あやつりさんば【操三番】

歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「柳糸引御摂やなぎのいとひくやごひいき」。篠田瑳助しのださすけ作詞。五世杵屋きねや弥十郎作曲。1853年江戸河原崎座初演。三番叟さんばそうを糸操りの人形に、翁おきなと千歳せんざいをぜんまい人形に模して踊るもの。三番叟は後見に操られて踊る。のちに翁と千歳は普通の踊りに直された。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

操三番
あやつりさんば

歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)。「操三番叟(あやつりさんばそう)」の略で、本名題『柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)』。1853年(嘉永6)2月江戸・河原崎座で2世嵐璃(あらしりかく)が初演。前年8月大坂・筑後(ちくご)芝居で演じたものを篠田瑳助(さすけ)が補綴(ほてい)、曲は4世杵屋(きねや)弥十郎と坂東定次郎の合作による。糸操(いとあやつ)りにかたどって三番叟を踊るもので、総じて人形を模した動きが特色。人形遣いの役が主役の三番叟を動かす形を演じ、糸が絡んだり切れたりするさまを見せる。初演のときは翁(おきな)、千歳(せんざい)をぜんまい人形の振りで演じたが、明治中期以降は人間として演じ、近年ではこの二役を略すことも多い。[松井俊諭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

操三番の関連キーワード坂東定次郎中村 亀鶴三番叟天覧劇西川流

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android