故君(読み)コギミ

デジタル大辞泉 「故君」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぎみ【故君】

死んだ貴人を敬っていう語。
「―の御為に…多宝の塔造らせ給ひて」〈宇津保・忠こそ〉

こ‐くん【故君】

先代君主。亡くなった主君

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故君」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぎみ【故君】

  1. 〘 名詞 〙 身分ある故人に対する敬称
    1. [初出の実例]「こ君には、天人もえまさらざりけるを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

こ‐くん【故君】

  1. 〘 名詞 〙 先代の主君。死去した主君。故主亡君。〔戦国策‐趙策〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「故君」の読み・字形・画数・意味

【故君】こくん

先君

字通「故」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android