コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

救急田 きゅうきゅうでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

救急田
きゅうきゅうでん

しゅう急田 (しゅうきゅうでん) ,賑給田 (しんごうでん) ともいう。平安時代,諸国に設置して凶年の救助に供した田。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

きゅうきゅう‐でん〔キウキフ‐〕【救急田】

古代、凶作のときなどの庶民の救済用として諸国に設けた田地。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

きゅうきゅうでん【救急田】

平安時代に困窮者の救済費用を調達するために設定された田。賙急(しゆうきゆう)田,賑救田,賑給(しんごう)田ともいわれ,惸独(けいどく)田も類似の性格をもつ。738年(天平10)の〈和泉監正税帳〉には,民部省の指示で〈急戸〉89戸に対し,稲穀が支給されたことがみえ,急は貧困・疾病等による困窮状態をさすといえる。救急とは窮状を救うことであるが《続日本紀》延暦8年(789)4月の記事には,凶作に遭った諸国に対し,政府は稲穀を安い時期の価格で農民に売り与えるよう指示し,これを〈救急〉と称したことがみえる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

きゅうきゅうでん【救急田】

平安時代、貧窮の民をすくうための財源として設定された田。賑給しんごう田。賙急しゆうきゆう田。惸独けいどく田も同類である。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

今日のキーワード

不義理

[名・形動]1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉...

続きを読む

コトバンク for iPhone