敗壊(読み)ハイカイ

デジタル大辞泉 「敗壊」の意味・読み・例文・類語

はい‐かい〔‐クワイ〕【敗壊】

[名](スル)負けて総くずれになること。
内部有様は―し了したれども」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「敗壊」の意味・読み・例文・類語

はい‐かい‥クヮイ【敗壊】

  1. 〘 名詞 〙 やぶれくずれること。そこなわれてなくなること。壊敗。はいえ。
    1. [初出の実例]「敗壊古制、苟婾一時」(出典日本外史(1827)一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐虞詡伝〕

はい‐え‥ヱ【敗壊】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。やぶれくずれること。そこなわれること。はいかい
    1. [初出の実例]「即公案あり、見成を相待せず、敗壊を廻避せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)即心是仏)
    2. [その他の文献]〔法苑珠林‐九〇〕

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普及版 字通 「敗壊」の読み・字形・画数・意味

【敗壊】はいかい(くわい)

うちこわす。〔水経注、漾水〕峽り。峽中の白水大石を生じ、水塞す。春夏には輒(すなは)ち(ふんいつ)し、郭を敗壞す。(虞)(ぐく)石を燒き、水を以て之れに(そそ)がしむ。石皆碎裂す。因りて鐫(き)り去れり。

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