出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かぞえ‐どし かぞへ‥【数年】
〘名〙 生まれた年を一歳、翌年を二歳というように数える年齢。かぞえ。⇔
丸年(まるどし)。
※非凡なる凡人(1903)〈国木田独歩〉上「僕も桂も数(カゾ)へ年(ドシ)の十四歳」
すう‐ねん【数年】
〘名〙 三~四年、五~六年ぐらいの年数をばくぜんという語。古くは「すねん」。
※花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「其事業は時機に投じて非常の利益を得たれば数年(スウネン)を出でずして巨万の財を成したり」 〔春秋左伝‐成公二年〕
す‐ねん【数年】
〘名〙
① 三、四年から五、六年ぐらいの多少の年月。すうねん。
※万葉(8C後)四・七二七・題詞「大伴宿禰家持贈二坂上家大嬢一歌二首 離二絶数年一復会相聞徃来」
※浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)一「数年(スネン)借来って、今此時に至り」
② 多年。長年。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)一「sunen(スネン) Religiaõ ニ ナガラエ ナガラ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報