巨万(読み)キョマン

デジタル大辞泉 「巨万」の意味・読み・例文・類語

きょ‐まん【巨万】

非常に多くの数や金額。「巨万の富を築く」
[類語]リッチ裕福富貴富裕有産富強億万多いたくさんいっぱい夥しい多く数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜい大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり十二分に豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとしこたまたんまりうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみ十分しっかりがっつり多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど

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精選版 日本国語大辞典 「巨万」の意味・読み・例文・類語

こ‐まん【巨万】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こ」は「巨」の呉音 ) 非常にたくさんあること。きわめて大きな数。きょまん。
    1. [初出の実例]「若幽谷のうちに巨万(コマン)の宝などありて」(出典読本手摺昔木偶(1813)一)

きょ‐まん【巨万・鉅万】

  1. 〘 名詞 〙 数かぎりなく多いこと。ひじょうに多くの数。
    1. [初出の実例]「富、巨万(キョまん)なりと雖も服食麁弊なり」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)一)
    2. [その他の文献]〔史記‐平準書〕

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普及版 字通 「巨万」の読み・字形・画数・意味

【巨万】きよまん

大な数。〔史記、司馬相如伝〕西南夷ぜんとし、巴・蜀・廣の卒を發し、作する人。を治むること二らず。士卒多く物故し、費を以て計(かぞ)ふ。

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