斑尾山(読み)まだらおやま

日本歴史地名大系 「斑尾山」の解説

斑尾山
まだらおやま

野尻のじり湖の東方、下水内郡豊田とよた村と上水内郡三水さみず村・信濃しなの町の境にある。標高一三八二メートル。第三紀層の上に噴出した火山で、西方野尻湖は斑尾山の噴出物によってせき止められてできた湖である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斑尾山」の意味・わかりやすい解説

斑尾山
まだらおやま

長野県新潟県の境にある火山。標高 1382m。標高 1000m内外の新第三紀層の高原上に噴出した火山で,西方にある妙高山黒姫山飯縄山とともに山容が目立つ。西側山麓に野尻湖がある。東方の飯山盆地に向かう斜面斑尾高原と呼ばれ,別荘地スキー場などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の斑尾山の言及

【野尻湖】より

…長野県北部,上水内(かみみのち)郡信濃町にある湖。斑尾(まだらお)山(1382m)の溶岩流による堰止湖で,古くはその湖岸線の形から芙蓉湖といわれた。面積4.4km2,周囲17.5km,最深部37m。…

※「斑尾山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」