斗筲(読み)トソウ

デジタル大辞泉の解説

と‐そう〔‐サウ〕【斗×筲】

《1を入れる枡(ます)と、1斗2升を入れる竹器の意》
度量のせまいこと。器量の小さいこと。としょう。
「道義の儒は悉く下僚に沈み、―の輩独り志を得て顕要に上り」〈東海散士佳人之奇遇
禄(ろく)のわずかなこと。俸給の少ないこと。としょう。

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大辞林 第三版の解説

としょう【斗筲】

とそう【斗筲】

〔「としょう」とも。「斗」は一斗(日本の一升)を入れるはかり、「筲」は一斗二升を入れる竹器〕
〔論語 子路〕 人の度量の小さいこと。器量のないこと。 「 -の輩には入用なれども/自由太刀余波鋭鋒 逍遥
〔新論 妄瑕〕 禄ろくや給料などがわずかであること。 「 -の人ならで代官はならぬ事にまかり成り候/徂徠先生答問書」

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精選版 日本国語大辞典の解説

と‐しょう ‥セウ【斗筲】

〘名〙 (「しょう」は「筲」の呉音)
※俳諧・俳諧世説(1785)下「誠に一道に堪能の者の志は、斗筲(トセウ)の人の間然すべきにあらずといふべし」
※三体詩素隠抄(1622)三「樊兵曹、家貧し。故に斗升の祿を得て、親を養はんと云ふて」

と‐そう ‥サウ【斗筲】

〘名〙 (「そう」は「筲」の漢音)
① 一斗を入れるます(斗)と一斗二升を入れる竹器(筲)。ともにわずかの分量を入れる容器。〔易林本節用集(1597)〕
② 人の器量の小さいこと。度量の小さいこと。としょう。
※性霊集‐四(835頃)辞少僧都表「以斗筲之才、謬処法綱
※談義本・田舎荘子(1727)下「我斗筲(トサウ)(〈注〉マスニハカル)の一夫、性痴(おろか)にして、且多病なり」 〔論語‐子路〕
③ 祿や給料などの少ないこと。としょう。〔新論‐妄瑕〕

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