方円(読み)ほうえん

精選版 日本国語大辞典 「方円」の意味・読み・例文・類語

ほう‐えん ハウヱン【方円】

〘名〙 方形円形四角と丸。
性霊集‐一(835頃)徒懐玉「方円人法、不如黙」
※俳諧・類船集(1677)加「さし物やと桶屋とは方円(ハウエン)別々のわざ也」 〔孟子‐離婁・上〕

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デジタル大辞泉 「方円」の意味・読み・例文・類語

ほう‐えん〔ハウヱン〕【方円】

四角と丸。方形と円形。「水は方円の器に従う」
兵法で、陣立ての一。敵が鋒矢ほうしの備えで突撃してきたとき、それを包みこんで討つようにした円形の陣形

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「方円」の解説

方円 ほうえん

?-? 江戸時代後期の陶工
昧川(まいせん)という名の僧。播磨(はりま)(兵庫県)舞子で,2代橋本和風軒の跡をつぎ,寛政年間(1789-1801)に舞子焼をつくった。茶道,華道宗匠でもあり,雅趣ある作品がおおい。「方円」の銘印をもちいた。

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普及版 字通 「方円」の読み・字形・画数・意味

【方円】ほうえん

方員。

字通「方」の項目を見る

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