日本板硝子(読み)にほんいたガラス

百科事典マイペディア 「日本板硝子」の意味・わかりやすい解説

日本板硝子[株]【にほんいたガラス】

住友系の大手ガラス・メーカー。板ガラスで国内第2位。1918年米リビー・オウエンス社のコルバーン式板硝子製造法の技術導入・硝子製造を目的に,杉田与三郎が住友総本店(住友財閥参照)・旭硝子等の出資を得て日米板硝子を設立。1920年,経営危機に際し,住友・三菱・米リビー社の合議により住友に経営を一任。1930年住友の準直系会社に編入され,翌1931年現社名改称。1965年舞鶴工場でフロート方式によるガラス製造を開始。近年はプリンター向け光部品,磁気ディスクなど電子関連部門を積極的に展開。本社東京,大阪,工場舞鶴,四日市ほか。2011年資本金1164億円,2011年3月期売上高5772億円。売上構成(%)は,建築用ガラス42,自動車用ガラス45,機能性ガラス11,その他1。海外売上比率74%。
→関連項目ガラス工業

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本板硝子」の意味・わかりやすい解説

日本板硝子
にほんいたがらす

板ガラスメーカー。 1918年日米板硝子を設立し,20年近代的生産方式で操業開始。 31年現社名に変更。第2次世界大戦後残存設備を復旧,事業活動が活発となったのは 49年であった。 54年には全額出資の日本安全硝子 (1970合併) を設立し,自動車用安全硝子の生産に進出高層ビルと自動車の普及に支えられて成長は著しく,また新技術の導入,液晶用をはじめ電子関連分野の開発に成果を上げている。住友グループ系企業。売上構成比は,ガラス 54%,建築材料ほか 46%。年間売上高 2495億 2000万円 (連結。うち輸出 10%) ,資本金 408億 2300万円,従業員数 2243名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本板硝子」の解説

日本板硝子

正式社名「日本板硝子株式会社」。英文社名「Nippon Sheet Glass Company, Limited」。ガラス・土石製品製造業。大正8年(1919)「日米板硝子株式会社」設立。昭和6年(1931)現在の社名に変更。本社は東京都港区三田。住友系のガラス製造会社。建築用・自動車用ガラスの世界的メーカー。光製品・ガラス繊維製品なども手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード5202。

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