日本雑誌協会(読み)ニホンザッシキョウカイ

デジタル大辞泉 「日本雑誌協会」の意味・読み・例文・類語

にほん‐ざっしきょうかい〔‐ザツシケフクワイ〕【日本雑誌協会】

雑誌を刊行する出版社で構成される業界団体。出版倫理の向上と雑誌出版社の利益擁護などを目的として、昭和31年(1956)設立文化庁所管の社団法人。業界取引の合理化改革を推進するとともに、雑誌に関する重要問題について雑誌出版界を代表して対処している。また、雑誌編集に関する取材活動の便宜をはかるため、国会雑誌記者クラブなど六つの記者クラブを運営している。雑協。→日本書籍出版協会

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本雑誌協会」の意味・わかりやすい解説

日本雑誌協会
にほんざっしきょうかい

略称雑協。1956年(昭和31)1月、雑誌社30社によって創立された社団法人。雑誌の発行を通して出版文化の発展と出版倫理の向上を図り、雑誌発行者の共通の利益を擁護することを目的とする。おもな事業は、〔1〕出版文化の普及徹底および出版倫理綱領の高揚維持、〔2〕雑誌に関する調査研究、〔3〕立法機関、行政官庁その他関係方面との連絡交渉、〔4〕他の出版事業団体ならびに関係団体との連絡協調、〔5〕機関誌日本雑誌協会報』の発行など。会員規定に「会員は雑誌出版を業とする者に限る」としているのが特色。会員は86社(1998)。

[清田義昭]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本雑誌協会」の意味・わかりやすい解説

日本雑誌協会
にほんざっしきょうかい

1956年1月 30日有力雑誌社 30社により結成された団体で,出版文化の発展,出版倫理の向上を目的としている。会員発行の雑誌は日本の雑誌類の発行部数の 90%以上を占めている。

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