旧業(読み)キュウギョウ

デジタル大辞泉 「旧業」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ぎょう〔キウゲフ〕【旧業】

以前やっていた事業仕事。「旧業に復する」
昔の人の成した事業、または業績

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「旧業」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ぎょうキウゲフ【旧業】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 以前やっていた仕事、事業。
    1. [初出の実例]「乃修旧業、且以遣憂」(出典:日本詩史(1771)凡例)
    2. 「一時旧業に復り、家口を養給し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
  3. 昔の偉人が成しとげた業績。遺業
    1. [初出の実例]「高祖大師の旧業(キウゲウ)にも恥ず」(出典:太平記(14C後)一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐哀公二〇年〕
  4. かつての修業。また、その修業した場所。
    1. [初出の実例]「香花浮仏寺、旧業境依然」(出典:蕉堅藁(1403)文煥章帰姑蘇)
  5. ( 「業」は家産の意 ) 故郷の家屋敷。〔盧綸‐晩次鄂州〕

きゅう‐ごうキウゴフ【旧業】

  1. 〘 名詞 〙 前世での所行。前世の悪業。くごう。
    1. [初出の実例]「旧業(キウコウ)の程も浅猿(あさまし)く」(出典:太平記(14C後)一八)

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普及版 字通 「旧業」の読み・字形・画数・意味

【旧業】きゆうぎよう(きうげふ)

昔からの営み。〔左伝、哀二十年〕今越、を圍む。嗣子(趙孟)業(呉との盟約)を廢せずして、之れ(越)に(あた)らんとするも、晉の能くに非ず。

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