(読み)カン

精選版 日本国語大辞典 「旱」の意味・読み・例文・類語

かん【旱】

  1. 〘 名詞 〙 日照り
    1. [初出の実例]「左右獄犯者廿一被免、是依旱也」(出典御堂関白記‐寛仁二年(1018)六月四日)

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普及版 字通 「旱」の読み・字形・画数・意味


7画

[字音] カン
[字訓] ひでり・かわく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は干(かん)。干に干乾の意がある。〔説文〕七上に「雨ふらざるなり」とあり、ひでりをいう。

[訓義]
1. ひでり、かわく。
2. ひでりによる不作、ききん。
3. 悍と通じ、たけし。

[古辞書の訓]
和名抄旱魃 比天利乃加美(ひでりのかみ) 〔名義抄〕旱 ヒデリ・ヒデリス

[語系]
旱han、乾kan、xanは声義近く、みな乾燥・飢饉の意をもつ字である。

[熟語]
旱殃・旱渇旱乾・旱・旱気旱亢旱荒旱蝗旱災旱歳・旱祭旱神旱井旱石旱湛・旱魃旱母旱竜・旱旱潦
[下接語]
炎旱・苦旱・枯旱・涸旱・亢旱・蝗旱・水旱・霜旱・大旱・天旱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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