時間芸術(読み)ジカンゲイジュツ

精選版 日本国語大辞典 「時間芸術」の意味・読み・例文・類語

じかん‐げいじゅつ【時間芸術】

  1. 〘 名詞 〙 芸術分野のうち、その形式作品が、純粋に時間的に運動・推移し、発展することによって秩序づけられ、人間感覚にうったえるものの総称。音楽、文芸など。⇔空間芸術
    1. [初出の実例]「空間的な芸術であると同時に時間芸術であること」(出典:百万人の映画知識(1950)一・監督の意図はどうしたら発揮できるか〈山本嘉次郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の時間芸術の言及

【芸術】より

…それだけに統一的な説明をもとめて,古来諸芸術の体系的な分類もくり返されてきた。感覚を分類原理として〈視覚芸術〉と〈聴覚芸術〉に分けたり,類型学の立場から〈自由芸術〉と〈応用芸術〉,〈空間芸術〉と〈時間芸術〉,〈事物的芸術〉と〈非事物的芸術〉に分けるなどである。だが数々の理由から当然とはいえ,決定的な分類が立って芸術理解を指導するわけではない。…

※「時間芸術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む