日本晴(読み)ニホンバレ

デジタル大辞泉 「日本晴」の意味・読み・例文・類語

にほん‐ばれ【日本晴(れ)】

一点の雲もなく晴れわたった空。にっぽんばれ。
心が晴れ晴れとしていること。心にわだかまりなどがまったくないこと。「すがすがしい日本晴れの気持ち」
[類語]晴れ快晴晴天好天上天気炎天天気・天気晴朗・五月晴れ梅雨晴れ秋晴れ晴れ間日照り油照り

にっぽん‐ばれ【日本晴(れ)】

にほんばれ」に同じ。
稲の一品種。北陸以西で普及

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精選版 日本国語大辞典 「日本晴」の意味・読み・例文・類語

にほん‐ばれ【日本晴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空が一片の雲もなくよく晴れ渡っていること。にっぽんばれ。
    1. [初出の実例]「起き出づれば天長節の日本霽(ニホンバレ)」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇)
  3. 疑いや心配事、気がねなどがなくなって、心がはればれすること。にっぽんばれ。
    1. [初出の実例]「其方を頼兼に仕立、内祝言を取結べば、日本晴に廓通ひ」(出典:歌舞伎・傾城金秤目(1792)一番目)

にっぽん‐ばれ【日本晴】

  1. 〘 名詞 〙にほんばれ(日本晴)
    1. [初出の実例]「こぞは雨日本晴やけふの春〈春可〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一)

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デジタル大辞泉プラス 「日本晴」の解説

日本晴

米の品種のひとつ。愛知県農業試験場で「ヤマビコ」「幸風」の交配により作出。1963年命名。GA-3。茎が丈夫で病気にも強く、かつては関東から九州まで幅広い地域で多く作付けされていたが、よりよい食味の新品種におされるなどして、近年では栽培が減っている。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「日本晴」の解説

にほんばれ【日本晴】

富山日本酒。酒名は、日清戦争勝利を記念して命名。明治33年(1900)パリ万博で入賞。原料米は五百万石。仕込み水は庄川伏流水蔵元の「日本晴酒造」は嘉永年間(1848~54)創業。現在は廃業。蔵は高岡市横田町にあった。

にほんばれ【日本晴】

大分の日本酒。蔵元は「緒方酒造」。現在は廃業。蔵は豊後大野市緒方町馬場にあった。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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