曙ブレーキ工業

共同通信ニュース用語解説 「曙ブレーキ工業」の解説

曙ブレーキ工業

1929年に「曙石綿工業所」として創業したブレーキ製造大手。米国市場で大口顧客の受注を逃したため経営が悪化し、債権者との協議債務削減といった支援を受ける「事業再生ADR」を2019年に申請企業再生ファンド出資を受け入れて経営再建を進めている。有価証券報告書によると、20年6月時点の筆頭株主トヨタ自動車、第2位株主はいすゞ自動車。20年末の連結ベースの従業員数は約6500人。

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百科事典マイペディア 「曙ブレーキ工業」の意味・わかりやすい解説

曙ブレーキ工業[株]【あけぼのブレーキこうぎょう】

トップクラスのブレーキ機構総合メーカー。独立系。1929年納三治が曙石綿工業所を創業。1936年株式会社に改組。自動車用ブレーキライニング製造から出発して,鉄道車両,産業車両分野も手がける総合ブレーキメーカーに成長。1960年米国ベンディックス(BX)社との技術援助契約締結を契機に急速に発展(のち解消)。1980年代以降は〈日米欧3極体制〉を志向し,海外拠点拡充に注力。近年は排ガス規制特需で業績堅調。1960年現社名に変更。本社埼玉県羽生市。2011年資本金199億円,2011年3月期売上高2165億円。売上構成(%)は,ブレーキ製品関連100。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「曙ブレーキ工業」の解説

曙ブレーキ工業

正式社名「曙=(点あり)ブレーキ工業株式会社」。英文社名「AKEBONO BRAKE INDUSTRY CO., LTD.」。輸送用機器製造業。昭和4年(1929)前身の「曙石綿工業所」創業。同11年(1936)「曙石綿工業株式会社」設立。同35年(1960)現在の社名に変更。本社は埼玉県羽生市東。自動車・鉄道車輌のブレーキを製造。ブレーキライニングで国内および北米シェアトップクラス。東京証券取引所第1部上場。証券コード7238。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曙ブレーキ工業」の意味・わかりやすい解説

曙ブレーキ工業
あけぼのブレーキこうぎょう

総合ブレーキメーカー。1929年創業。1936年設立。独立系部品メーカーとして国内最大手。1946年曙石綿工業から曙産業に改称。1960年現社名に改称。1988年にアメリカ合衆国ゼネラル・モーターズとの合弁会社が稼働開始した。同年,福島県いわき市にテストコースが完成。ヨーロッパやアジアなどにも拠点をもつ。

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