書取る(読み)カキトル

デジタル大辞泉 「書取る」の意味・読み・例文・類語

かき‐と・る【書(き)取る】

[動ラ五(四)]
人の話す言葉を書き記す。「講演要点を―・る」
書いてある文章などを書き写す。「古い文献を―・る」
[類語]写す書き写す転記する謄写する筆写する手写する書写する臨写する透写するなぞるトレースする転写する・拓本

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書取る」の意味・読み・例文・類語

かき‐と・る【書取】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 他の人の言うことや文章、語句などを書き写す。また、写生する。
    1. [初出の実例]「わが妻も絵に可伎等良(カキトラ)む暇(いつま)もが旅行く吾(あれ)は見つつしのはむ」(出典万葉集(8C後)二〇・四三二七)
    2. 「余は写生帖を出して、二人の姿を描き取った」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一三)

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