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有心連歌 うしんれんが

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有心連歌
うしんれんが

和歌的な優雅な連歌無心連歌の対。建永1 (1206) 年頃,後鳥羽上皇仙洞で,柿本 (かきのもと) ,栗本 (くりのもと) の2座を設け,藤原定家ら歌人たちは柿本 (有心衆) で優雅な和歌,連歌をつくり,藤原長房ら儒者たちは栗本 (無心衆) で滑稽諧謔の狂歌,連歌をつくったことに始る。南北朝室町時代には有心連歌が連歌の正統となり,無心連歌から「俳諧之連歌」 (→俳諧 ) が起った。

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デジタル大辞泉の解説

うしん‐れんが【有心連歌】

滑稽を主眼とした無心連歌に対して、和歌を基準とし、優雅な題材・用語などを用いる連歌。純正連歌。柿(かき)の本(もと)。

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大辞林 第三版の解説

うしんれんが【有心連歌】

芸術的意識でつくった連歌。内容・表現ともに和歌の伝統を受け継ぎ、幽玄で優美な作品を重んじた純正な連歌。 ↔ 無心連歌

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世界大百科事典内の有心連歌の言及

【連歌】より

…13世紀に至り,50句,100句等の長いまとまりで詠むことが多くなり,やがて百韻の形式が基本になる。その動向の中心となったのは後鳥羽院とその周辺にいた藤原定家・同家隆らの歌人であり,連歌は和歌に付随したものとして詠まれるのが当時の一般的なあり方であったこと,さらに和歌的情趣による,いわゆる〈有心(うしん)連歌〉を詠む有心衆(柿本衆)と,滑稽諧謔を中心とする,いわゆる〈無心(むしん)連歌〉を詠む無心衆(栗本衆)との両派に分かれて競作するような場合もあったことが注意される。このころから,複数の作者による共同制作が定式化し,詠作上の種々の約束事が集積され,連歌の座の運営を円滑にする努力がなされるようになり,連歌式目(式目)の発生がうながされた。…

※「有心連歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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