有機EL(読み)ユウキイーエル

デジタル大辞泉 「有機EL」の意味・読み・例文・類語

ゆうき‐イーエル〔イウキ‐〕【有機EL】

ジアミン類などの有機物電圧を加えると発光する現象。また、その技術あるいは発光体のこと。低電力で高輝度の発光が得られるなどの利点があり、携帯電話デジタルオーディオプレーヤーの表示部、テレビ、照明機器などに利用される。有機エレクトロルミネセンスOEL(organic electroluminescence)。→エレクトロルミネセンス無機EL

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共同通信ニュース用語解説 「有機EL」の解説

有機EL

電圧をかけると発光する有機物でできた電子材料で、スマートフォンやテレビの画面などに使われている最新技術。液晶画面と異なり、光源バックライトが不要なため、パネルを薄くできて消費電力も少なくて済むとされる。一方、普及途上にあるため製造コストが高いとの指摘もある。世界市場では韓国中国企業が先行している。

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カメラマン写真用語辞典 「有機EL」の解説

有機EL

 EL は Electro-Luminescence (エレクトロルミネッセンス) の略。ルミネッセンスとは、なんらかのエネルギーを得ることで特定の波長の光を放出する現象を指す。有機ELでは、有機物のその発光現象を、有機化合物を使って電気的に行う。具体的には、+と-の電極にはさまれた発光層 (有機化合物) が電流によって励起され、元の基底状態に戻る時のエネルギー差で光を発生する仕組み。  特長は、厚さをとことん薄くできること、液晶に比べ格段に高いコントラストによる画質の美しさ。はじめにポータブルオーディオのディスプレイに採用され、その後、ソニーがテレビに採用し話題を呼んだ。照明への実用化も目前だ。  デジタルカメラでは、韓国サムスンがいち早く商品化。国産ではニコンがコンパクトデジタルカメラの COOLPIX S70 (平成21年9月発売) のタッチパネル式背面液晶モニターに採用した (右写真)。

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