有田草(読み)アリタソウ

デジタル大辞泉 「有田草」の意味・読み・例文・類語

ありた‐そう〔‐サウ〕【有田草】

ヒユ科一年草。高さ約70センチ。多数の枝に分かれ、葉は長楕円形で両端がとがる。夏から秋に緑色の小花を穂状につける。独特のにおいがあり、茎や葉は駆虫薬原料メキシコ原産。ルーダ草。
シソ科の一年草。高さ約60センチ。全体に強い香りがある。夏、淡紅白色の唇形の小花を多数つける。漢方荊芥けいがいといい、発汗風邪の薬に使用。中国の原産。

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精選版 日本国語大辞典 「有田草」の意味・読み・例文・類語

ありた‐そう‥サウ【有田草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. アカザ科の一年草。西インド諸島、メキシコ原産で日本には一六、七世紀頃に渡来した帰化植物駆虫剤の原料として栽培されたこともあるが、今では野生化している。高さ約六〇センチメートル。夏から秋に、緑色の細かい花が枝先に群がりつく。全草に激しい臭気がある。漢名に土荊芥を用いるが、別物。けありたそう。ルーダ。ルーダそう。なんばんルーダ。アメリカありたそう。〔薬品名彙(1873)〕
  3. 植物けいがい(荊芥)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「有田草」の解説

有田草 (アリタソウ)

学名Chenopodium ambrosioides
植物。アカザ科の一年草,薬用植物

有田草 (アリタソウ)

植物。シソ科の一年草,薬用植物。ケイガイ別称

有田草 (アリタソウ)

植物。荊芥芸香の別称

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