日本歴史地名大系 「朝熊ヶ岳」の解説
朝熊ヶ岳
あさまがだけ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
三重県伊勢市(いせし)の東部、鳥羽(とば)市との境近くにある秩父中・古生層からなる山。朝熊山ともいう。北峰と南峰があり、北峰は標高555メートルで高くはないが、志摩半島の最高峰。山頂からは鳥羽湾をはじめ伊勢湾の対岸まで望むことができる。伊勢志摩スカイラインが通じ、東海十八州を一望に収めるという十八州展望台などもあって、伊勢志摩国立公園内の名所の一つとなっている。南峰に弘法(こうぼう)大師の中興になるという朝熊山金剛證寺(こんごうしょうじ)があり、境内に朝熊山経塚群がある。地名のおこりは、弘法大師が修行中、朝に熊(くま)が、夕に虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)が現れたことによると伝えられる。
[伊藤達雄]
…朝熊ヶ岳ともいう。三重県伊勢市の東端にあり,志摩半島の最高峰。…
※「朝熊ヶ岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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