木曾三社神社(読み)きそさんしゃじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「木曾三社神社」の意味・読み・例文・類語

きそさんしゃ‐じんじゃ【木曾三社神社】

  1. 群馬県勢多郡北橘村下箱田にある神社。旧県社。祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと)、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫命、宇気母知神(うけもちのかみ)。元暦年間(一一八四‐八五木曾義仲没後、その遺臣が義仲の崇敬の厚かった信濃国(長野県)の岡田沙田阿礼の三社を勧請(かんじょう)した。滝の宮。箱田明神。

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日本歴史地名大系 「木曾三社神社」の解説

木曾三社神社
きそさんしやじんじや

[現在地名]北橘村下箱田 滝

火山泥流末端溢流の形成した小丘天神てんじん(二三八メートル)の北、深い渓流木曾川沿いの窪地にある。祭神は須佐之男尊・彦火火出見尊・豊玉姫尊・宇気母智神。旧県社。元暦元年(一一八四)の創立、木曾義仲が粟津あわづで敗死ののち、その遺臣今井・高梨・町田・小野沢・萩原・諸田・串淵らが、義仲が尊崇した信濃国筑摩つかま郡の岡田・沙田・阿礼の三社の神体を奉じ、神託によってこの地に移し祀ったと伝えている。天正一九年(一五九一)の社蔵文書にみられるようにたき之宮・滝明神が古名。

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