日本歴史地名大系 「木曾川川並絵図」の解説 木曾川川並絵図きそがわかわなみえず 二巻(折本)成立 享保年間か原本 徳川林政史研究所解説 木曾川は上流の木曾・裏木曾から豊富に産出する木材の川流しをはじめ、物資の舟運など物流河川として大きな役割を果した。その木曾川筋沿岸の村落名、運材・交通施設、および主要地域までの距離等を克明に記している。材木奉行所や川並番所に保存されていたことや絵図の体裁などから、木曾川の運材と通船の取締にあたる役人の職務上の便覧に供する目的で作製されたとみられる。複製 「岐阜県史」史料編近世九付録(下巻のみ) 木曾川川並絵図きそがわかわなみえず 四〇折二八×一三五〇センチ成立 文化七年 原図犬山市(明治一〇年写)解説 木曾川および両岸の絵図。上流は王滝川と木曾本流の合流地点である川合渡から、下流は熱田の海に至るまでの山・川・村落・船渡場・道筋・雨小屋・筏場などを描き、主要地点への里程をも明示する。尾張藩の勢力範囲を知るに便利な明細図。複製「犬山市史」資料編 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by