日本歴史地名大系 「木村城跡」の解説 木村城跡きむらじようあと 広島県:竹原市新庄村木村城跡[現在地名]竹原市新庄町 西末宗賀茂川の東岸、北方に突き出した半島状の標高一五〇メートルほどの丘陵上に位置する。小早川茂平の四男政景が、正嘉二年(一二五八)都宇竹原(つうたけはら)庄の地頭職を得て築城、一四代隆景が沼田小早川家をも相続して天文二〇年(一五五一)高山(たかやま)城(跡地は現豊田郡本郷町)に移るまで、竹原小早川家の本拠であった。別名を篠原城ともいう。南方に続く尾根は堀切で断たれ、東の末宗(すえむね)川、西の賀茂川を天然の堀とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報