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木村黙老 きむら もくろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

木村黙老 きむら-もくろう

1774-1857* 江戸時代後期の武士。
安永3年4月3日生まれ。讃岐(さぬき)高松藩家老。砂糖為替法の施行や塩田開発などで藩財政を再建する。和漢の学問に通じ,歌舞伎や戯作(げさく)を愛好滝沢馬琴親交があった。安政3年12月10日死去。83歳。名は通明。字(あざな)は伯亮。通称は亘(わたる)。著作に「聞まゝの記」「戯作者考補遺」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

きむらもくろう【木村黙老】

1774‐1856(安永3‐安政3)
江戸後期の高松藩家老,文人。本名亘(わたる)。別号烏有(うゆう)山人。高松藩家老としては藩政,とくに経済政策で大きな功績をあげた。また,和漢の学芸に博通していた反面で,当時の俗文学にも精通しており,《国字小説通》《京摂戯作者考》《戯作者考補遺》《戯場思出草》等,戯作小説や歌舞伎についての記録,考証,史的研究を著述した。曲亭馬琴と交誼を結び,小説作法について応答を交わしたことも著名である。【高田 衛】

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367日誕生日大事典の解説

木村黙老 (きむらもくろう)

生年月日:1774年4月3日
江戸時代後期の讃岐高松藩家老
1856年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典内の木村黙老の言及

【讃岐国】より

… 讃岐は平賀源内や柴野栗山を生んだ地であるが,女流文学者の井上通女(つうじよ),丸亀城下で活躍した俳人岸夕静(ゆうせい),柴野栗山の師である後藤芝山(しざん),大塩平八郎の教えを受けた陽明学者林良斎,国学者の友安三冬らも著名である。また滝沢馬琴と親交があり膨大な《聞ままの記》を著した木村黙老(もくろう)がいる。明治維新に際して高松藩は,鳥羽・伏見の戦で幕府軍に従っていたため朝敵となり,土佐,丸亀,多度津藩兵によって高松城を接収されたが,家老の首級を差し出すことで許された。…

※「木村黙老」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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