本勝手(読み)ホンガッテ

デジタル大辞泉 「本勝手」の意味・読み・例文・類語

ほん‐がって【本勝手】

床の間で、向かって左に本床、右に床脇棚があるもの。右勝手。⇔逆勝手
茶の湯で、客が主人右手に座るかたち茶席。また、その場合の点前てまえ。右勝手。⇔逆勝手
生け花で、客位が花に向かって右側にある花型。右勝手(池坊流では左勝手)。⇔逆勝手

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精選版 日本国語大辞典 「本勝手」の意味・読み・例文・類語

ほん‐がって【本勝手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 座敷の床の間で、向かって右に棚のあるもの。⇔逆勝手
  3. 茶道で、亭主のすわる点前畳の右の方に客が着座するかたち。右勝手。⇔逆勝手
    1. [初出の実例]「左勝手・右勝手の事、常のいろりは本勝手に而候」(出典:江岑夏書(1662‐63)寛文三年七月二三日)
  4. 生け花で、向かって右側に天地の枝が出ている花型。左側が陽、右側が陰の花型。右勝手(池坊では左勝手)。⇔逆勝手

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