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花型 はながた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

花型
はながた

生け花の各流派ごとにある挿花の定型,すなわち流儀形式。抛入花文人生現代華には花型のないのが原則。また定めている流派もそれからの超脱を趣旨としている。各様式の初期段階には花型がなく,大成するにつれて作品の表現内容を失い,形式だけが尊重されてその意味づけとして成立した。様式の末期になって整備され,同時に次時代の様式の萌芽がみえるのが普通。盛花瓶華だけは最初に花型づくりをして発足した特例である。立華では真,副,副請,真隠または正真,見越,流枝,前置を「七つ道具」,控,胴,大葉,後囲,木留,草留,会釈を「七つ所の仕舞」とし,「七つ道具」に控,胴を加えて「七九の道具」などとする。生花では「天・地・人」にあたる位置に流派により各様の名称をつけ,さらに細部の役枝名もある。盛花,瓶華では生花の役枝名を転用したものが多い。この基本以外に形体的花型があり,末期流派ほど複雑に増加する。

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デジタル大辞泉の解説

はな‐がた【花型】

生け花の基本的条件を満たす型。かけい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

花型
はながた

いけ花技術における基本的形態をいう。立花(りっか)、生花(せいか)、盛(も)り花、投入れなど、それぞれの様式により花型は異なるが、いずれも構成上の主要な枝、すなわち役枝(やくえだ)の位置、方向、形態によって形が定まる。花型は普通、真、行、草の三つに大別され、これのそれぞれをさらに真、行、草に細別し、計九つの型に分類される。一般に真は基本形で直立的で端正な形、行は真をやや崩した形、草はもっとも変化ある形をなす。花型はいけ花習得に便利であるが、定型化して形のみをなぞるいけ花となりやすいところから、第二次世界大戦後の解放的いけ花では、花型にとらわれないいけ花の創造ということが提唱され、創作的いけ花を生んでいる。[北條明直]

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世界大百科事典内の花型の言及

【活字】より

…能力は活字の大きさによって違うが毎分100本以上である。
[記号活字,花型,罫線,込物]
 実際に活版を組む場合,文字を表す活字のほかにもさまざまなものを組み込まなければならない。記号活字は句読点,かっこや各種の記号を印刷するためのもので,製造方法などはすべて活字に準じて作られる。…

※「花型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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