朱引(読み)しゅびき

精選版 日本国語大辞典 「朱引」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐びき【朱引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朱で線を引くこと。また、その線。
    1. [初出の実例]「自将軍仰出系図書写朱引事」(出典親長卿記‐長享二年(1488)一二月三日)
  3. 江戸時代、江戸の府内と府外を地図に朱を引いて分けたもの。府内と府外の境界線。
  4. 物事のさかいめ。道理思案などのさかいめ。
  5. 漢籍を読む際の記号の一つ。地名国名人名書名などを普通名詞と区別するために字の左右や中央に朱線を引くこと。また、その線。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「此方の学者の点法に朱びきといふことあり」(出典:倭読要領(1728)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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