李 白(読み)りはく

旺文社世界史事典 三訂版 「李 白」の解説

李 白
りはく

701〜762
唐中期の詩人杜甫 (とほ) と並び称され,詩仙と尊敬された
字 (あざな) は太白。号は青蓮居士。若くして詩書に通じ,剣術を好んだ。25歳ごろより諸国放浪玄宗寵遇を得て翰林 (かんりん) 院にはいったが,奔放な性格は宮廷に合わず,3年後再び放浪生活を送った。少なくとも3度妻をめとったが,つねに家を省みず,飲酒と放浪にあけくれ,そこから自由な,また幻想に富んだ詩が生まれた。安史の乱で一時流罪にされたこともある。約1000首の詩と数十編の散文が残っている。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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