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東スラブ人 ひがしスラブじんEast Slav

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東スラブ人
ひがしスラブじん
East Slav

主として東ヨーロッパからアジアにかけて居住するスラブ人の東方支族。ロシア人ウクライナ人ベラルーシ人などから成る。人口約2億。言語はインド=ヨーロッパ語族のうち,スラブ語派の東スラブ語群に属し,ロシア語ウクライナ語ベラルーシ語などが含まれる。民族系統については諸説があるが,考古学上の資料によれば,前 1000年頃にドニエプル川からドン川上流地域にかけて居住していたスラブ人から分れて形成されたと考えられる。形質的にはコーカソイドに属し,頭型は短頭で北方人種の体型をしている。6~7世紀頃には封建国家を建設したが,9~11世紀には古代ロシア国家に統治され,13世紀にはモンゴルのタタール・ハンの侵略にあい,14世紀からはモスクワ公国を中心に統合され,16世紀にはロシア国家の範囲内で統合が完成した。農耕と牧畜を併用し,コムギ,オオムギ,カラスムギ,アワなどを栽培,ウマ,ウシ,ブタなどを飼育する。黒土地帯では畑作と同時に,林間焼畑耕作が行われ,20世紀まで続いた。かつては家父長的大家族で家族員数は 40~60人にも達した。宗教は伝統的な妖術や迷信も混合したギリシア正教。また民族衣装としてのルバシカサラファン,男物のラシャ製カフタンなどが有名。

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