ロシアの伝統的なスモック風上衣。日本では俗にルパシカともいう。もとはルバーハrubakhâと呼ばれた手織り麻の簡単な丸首シャツであった。19世紀末から20世紀初頭にかけて,立衿や袖口のカフスがつき,可愛いブラウスというような愛称をこめてルバシカと一般に呼ばれるようになった。男女ともに用いられ,上半身をゆったりとおおい,前のあきが胸の左側または右側に片寄ってつけられる。衿,袖口,前立て,裾にロシア風の刺繡(ししゆう)が施されている。着るときは裾をズボンの外に出し,ベルトを締める。
執筆者:松本 敏子
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