東京放送(読み)トウキョウホウソウ

デジタル大辞泉 「東京放送」の意味・読み・例文・類語

とうきょう‐ほうそう〔トウキヤウハウソウ〕【東京放送】

東京放送ホールディングスTBSテレビTBSラジオなどの分社化前の法人名。昭和26年(1951)にラジオの、同30年にテレビ放送開始。平成12年(2000)テレビ・ラジオの制作部門を子会社し、同21年に法人名を東京放送ホールディングスと変更して持ち株会社となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東京放送」の意味・わかりやすい解説

東京放送
とうきょうほうそう

かつての放送事業者名。略称TBS。1951年(昭和26)12月、東京初の民放ラジオ局ラジオ東京として開局。1955年4月からテレビ放送を開始し、1960年11月に東京放送と社名変更。日本の民間放送界を代表するラジオ(JRN:ジャパン・ラジオ・ネットワーク形成)、テレビ(JNN:ジャパン・ニュース・ネットワークを形成)を兼営する局となった。

 テレビでは、多くの名作ドラマを制作したほか、JNNの強力な取材力を生かした報道活動を行い、バランスのとれた経営を行った。ラジオは比較的年齢の高い聴取者を対象にした編成主軸にする一方で、子供向け番組「全国こども電話相談室」(1964~2008)などの長寿番組も生み出した。2000年(平成12)テレビ・ラジオの制作部門を子会社化(TBSテレビおよびTBSラジオ)、2009年に法人名を東京放送ホールディングスと変更して持ち株会社となった。

[編集部 2018年12月13日]

『東京放送社史編集室編『東京放送のあゆみ』(1965・東京放送)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「東京放送」の意味・わかりやすい解説

東京放送[株]【とうきょうほうそう】

略称TBS。日本を代表する民間放送の一つ。テレビとラジオを兼営し,JNN系列(テレビ),JRN系列(ラジオ)のキー局。そのネットワーク網は業界最強と言われる。1951年ラジオ東京の名で創立,同年ラジオ放送,1955年テレビ放送を開始。1960年現社名に改称した。〈ドラマのTBS〉〈報道のTBS〉などと呼ばれることも。CS・BSデジタル放送へも進出。総投資額700億円余の,本社周辺再開発が始まる。2011年資本金549億円,2011年3月期売上高3427億円。売上構成(%)は,放送57,映像・文化38,不動産5。
→関連項目中部日本放送[株]東京エレクトロン[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

改訂新版 世界大百科事典 「東京放送」の意味・わかりやすい解説

東京放送[株] (とうきょうほうそう)

民間放送局の一つ。略称TBS。JNN系列(テレビ),JRN系列(ラジオ)のキー局。1951年(株)ラジオ東京として発足し,ラジオ局を開局した。55年にはテレビ開局,兼営局となった。60年東京放送と社名を変更した。〈ドラマのTBS〉〈報道のTBS〉などと呼ばれ,民放のなかでは最もオーソドックスな番組編成を貫いている。系列局にはそれぞれの地区の最先発局が多く,ニュースネットを軸とするネットワークの団結が固い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android