1965年(昭和40)8月3日から長野市の松代付近に発生した群発地震。第一期は1966年2月までで、震源は皆神(みなかみ)山を中心とする半径5キロメートル以内の地域にあった。第二期は同年7月までのもっとも活発な時期で、湧水(わきみず)や地割れなどの地震現象が現れた。第三期は同年12月までで、皆神山周辺の地震活動は減ったが、皆神山は7~11月の間に約90センチメートル隆起した。皆神山付近に湧水があり、約1000万立方メートルの水が湧(わ)き出し、このための地すべりによって同市牧内(まきうち)地区の民家11棟が倒れた。第四期は1967年5月までで、震源域は北東―南西方向に広がり、周辺部に活動が移り、中央部の活動は減った。それ以後の第五期に至って地震活動は急速に減少した。
[宇佐美龍夫]
…火山活動と直接の関係は認められないが,火山帯に沿って大小の群発地震が発生することも事実である。1930年の伊東群発地震,65年から始まった松代群発地震,78‐79年の伊東群発地震などである。これらの群発地震はしばしば地殻の隆起を伴う。…
※「松代群発地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新