松屋町筋(読み)マツヤマチスジ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「松屋町筋」の意味・わかりやすい解説

松屋町筋
まっちゃまちすじ

大阪市中央区天神橋南詰(みなみづめ)から南へ天王寺区天王寺公園北口に至る約4.5キロメートルの町筋。1938年(昭和13)拡幅整備された。町筋の北部中部には菓子人形玩具(がんぐ)、紙、文房具問屋が並び、大阪商工会議所、西町奉行(ぶぎょう)所跡がある。南部は旧城下町名残(なごり)の寺町寺院が多い。長堀通と交わる所に地下鉄長堀鶴見(つるみ)緑地線松屋町駅がある。

[位野木壽一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松屋町筋」の意味・わかりやすい解説

松屋町筋
まつやまちすじ

「まっちゃまちすじ」と俗称される。大阪市中部,中央・天王寺の2区にかけて南北に通じる街路。北は土佐堀川堂島川にかかる天神橋の南詰から,上町台地西麓を通って天王寺公園にいたる大通りで,菓子,玩具,文房具の問屋街として知られる。玩具問屋はかつては御堂筋にあったが,昭和初期,道路の拡幅により移転してきたもの。

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