松川温泉(読み)まつかわおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「松川温泉」の意味・わかりやすい解説

松川温泉
まつかわおんせん

岩手県北西部、八幡平市(はちまんたいし)にある温泉。岩手山に連なる山塊中腹、標高800メートルの地にあり、松川に沿う。泉質硫黄泉。十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園域で、八幡平登山、裏岩手縦走コース、冬スキーの基地松川地熱発電所は1966年(昭和41)に日本で最初運転を開始した地熱発電所で、発電出力は2万3500キロワットである。JR盛岡駅などからバスの便がある。

[金野靜一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松川温泉」の意味・わかりやすい解説

松川温泉
まつかわおんせん

岩手県北西部,岩手山北西を流れる松川の渓谷に沿う温泉。八幡平市に属する。泉質は単純硫化水素泉。泉温は 93℃。湯治温泉であるとともに八幡平・岩手山縦走の基地であり,付近一帯にはスキー場が多い。日本最初の松川地熱発電所もある。近くに国の天然記念物モリアオガエル生息・繁殖する大揚沼がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android